こんにちは! 今日のブログは堀です
17日のお勉強会「やってみよう!はじめてのハミガキ」も
無事開催することができました
プレゼントのスターターセットで早速歯磨きを
がんばっていただいているようで、とても嬉しいです
歯周病のないぴかぴかのお口を目指して一緒にがんばりましょう
実は今回も、行きたかったけどもう募集終了してた・・・という声がちらほら
ということで、同じ内容で「はじめてのハミガキ第二弾」を12/22(土)に
開催させていただくことになりました
そして今回はいつもとちょっと違った形態です
場所はお馴染み「しゅなおカフェ」さんにて
少人数で机を囲んでお茶会スタイルにしてみようと考えています
わんちゃん同伴OKです
大人数が苦手なわんちゃんも是非この機会にご参加ください
※貸切ではありませんのでご了承ください
参加費は無料+ワンドリンク
お試しスターターセットご希望の方は+500円です
今回は少人数でのお勉強会となりますので、定員が6名様です
定員になり次第締め切りとなりますので、お申し込みはお早めに
お申込みは ルルアニマルクリニック(06-6346-2668)
またはお申込みフォームよりご連絡ください
こんにちは
獣医の堀です
いよいよ今週土曜日は第三回ペットのためのお勉強会「やってみよう!はじめてのハミガキ」開催です
わんちゃんねこちゃんの歯の病気・・なかなか奥が深く、全部伝えようと思うと難しいお話になってしまいます。悩みに悩んだ結果、初級編!やっと完成しました。
ということで、今日はお勉強会に参加できない方にも少し歯についてご紹介したいと思います!
まず、みなさんはわんちゃん、ねこちゃんたちの歯について今どのような悩みをお持ちでしょうか?
①ぱっとみきれい
②口臭が気になる
③歯茎が赤い
④歯石が気になる
⑤歯がぐらぐらしている
⑥大人の歯が抜けたことがある
何番に該当しましたか?
今回ご参加していただくご家族の事前アンケートではやはり「歯石」「口臭」が最も気になるポイントとして上がってきました。
では、歯石とはなんでしょう?
簡単にいうと、
口の中の細菌が塊となり、排水溝のようなヌメヌメを作ります。
そこにミネラルが蓄積し、石のようになったものを歯石と呼んでいます
実は!このヌメヌメが歯石になるのにはわずか3日です。
一度歯石を作ってしまうと、麻酔下でこの歯石を除去していかなければならないんです・・・
そのために歯石になる前に、つまり3日以内のサイクルでのハミガキが必要なんですね
しかし!わたしたちが診察のときもっとも気にしているのは「歯石」ではありません。
歯の病気というと人では「虫歯」を思い浮かべると思います
実はわんちゃんネコちゃんで虫歯になることはほとんどありません
動物さんの歯の病気は主に「歯周病」です
この「歯周病」があるかないかが一番のポイントとなってきます
歯は歯肉とあごの骨で支えられていますが、
まず初めにハミガキをしていない口の中の細菌によって歯肉が炎症を起こします。
この細菌と炎症は歯周ポケットまで広がり、最終的には顎の骨を溶かしていくのです
これらの炎症のことを「歯周病」と呼んでいます。
この歯周病を放っておくと
・上顎が溶けて口と鼻の穴がつながる(口鼻腔瘻)
・下顎を溶かして顎の骨が折れる(下顎骨折)
・ばい菌が目の下まで浸潤し、目の下に膿瘍をつくり腫れたり破裂したりする(眼窩下膿瘍)
顔周りの病気だけではありません!
悪い細菌たちが肺炎をおこしたり、血液を巡り、内臓に感染したりします。
歯の病気・・・実はとても怖い感染症なんです。
歯石があるということはその下の歯肉や歯周ポケットに細菌が閉じ込められて悪さをおこしている真っ最中かもしれません。
ハミガキが必要なのは歯石をつくらないことが目的なのではなく、
もっと前の段階の歯周病に気付き、歯石はもちろん「歯周病のない健康な状態を保つこと」なんですね!
お勉強会ではハミガキの体勢や、お口の触り方、歯ブラシがイヤイヤにならないためのたのしい歯磨き習慣のつくりかたなどはじめてのハミガキについて「しゅなおカフェ」さんの看板犬しゅなおくんにお手伝いしてもらいながらご紹介します!
歯の状態チェックやハミガキの悩みなどありましたらお気軽にご相談ください♪
こんにちは!
院長の前田です
今日は、ちょっと予定を変更しまして犬種辞典をおおくりしようと思います
今回も根強い人気犬種『シーズー』です
おっとりした子が多いのが人気の秘訣なのでしょうか。
毛が伸びてきてお家でちょんまげスタイルにくくってもらっているのが私的には一番かわいいなと思います
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シーズー
◆原産国 チベット
◆大きさ
身体の高さは20~26.7cm以内で体重は4.5~7.3kg(理想)
◆特徴
中国の王宮で数百年にわたり飼育されていたペキニーズと
ラサアプソの混血によって誕生したと言われています。
健全で明らかに気高い雰囲気がある被毛の豊富な犬で
キクの花のような顔をしています。
日本では毛色が茶、黒、白が多くみられます。(JKC参照)
◆カットスタイル
トップノットやフルコート以外にモヒカンやコッカーカット
などが多いです。
毛の長さがあるといろんなカットが楽しめますね♪
◆性格
理解力があり活動的で敏活であり、友好的で自立心があります。
少し頑固な面もありますが、小児や高齢者のいる家庭でも飼育可能です。
おっとりした子から頑固な子まで様々ですが、概してフレンドリーな
子が多い印象です。
フレンドリーで寄り添ってくれる性格のせいなのか高齢の方が
お散歩につれていらっしゃる姿もよくお見かけるように思います。
◆獣医からのヒトコト
【注意してほしい病気】
①眼の疾患
鼻ぺちゃで眼が大きいお顔のせいか、角膜潰瘍といって角膜に傷をつくって
しまうワンちゃんが非常に多いです。小さい傷であればすぐに治ることが
多いですが、深い傷になってしまうと手術をしなければいけないこともあります。
ワンちゃんの場合、こすってしまって悪化させてしまうことも多いので、
目を開けづらそうにして黄色い目ヤニがでているのを発見したらすぐに
病院に連れて行ってくださいね。
また、網膜剥離が起こりやすい犬種としても知られています。
②皮膚疾患
加齢性に皮膚のトラブルを起こすことが多い犬種です。
常在しているダニが増えたり、細菌が増えていたり、カビの一種が増えていたり
原因は様々です。お年寄りのシーズーの子で皮膚から
独特の臭いがすることもあります。
治療のために薬用のシャンプーで週に2~3回洗っていただくこともありますので、
小さいころからご自宅でのシャンプーになれていてくれると
すごく助かりますね。また、お年と共にイボができることも多い犬種でもあります。
◆トリマーからのエピソード
おっとりして人懐っこいですが、、マズルが短く暑がりのため
トリミング中は空調の温度調整を気を付けています。
暑そうなときは、気を付けましょうね~