★なにからはじめよう?ペットのための防災★
こんにちは
本日のブログは堀が担当します
さて、大阪地震から一か月半が経ち、
7月上旬には避難勧告レベルの大雨に見舞われました。
続く自然災害でみなさんも同居の動物さんたちの備えについて心配なさったのではないでしょうか。
人間の備えについては昼夜テレビのニュースやネットで簡単に知ることができますが、一緒に暮らしている動物さんをどう守るべきかということに関しての情報を得るのは容易ではありませんし、実際に私も知らないことが多いと感じます。
色々情報検索しているうちに「ペット防災指導員」という資格にたどり着きました!
実際に講義を受講しペット防災指導員認定を受けました
災害がないことが一番の願いですが、もしものときに皆様と動物さんたちが安全に元気でいていただくために伝えたいことがたくさんあります!調べたこと、学んだことが皆様と共有できれば幸いです。
最後にコメント付き「動物さん専用防災袋チェックリスト」と一時預かりや迷子の時に役立つクリニック問診票アレンジver.「動物さん情報」を作成しましたので、よろしければご活用ください
では早速ですが、ここで皆さんに10の質問をするので一緒に考えてみてほしいです
Q1.大地震が起こったとき、まずやることは?
Q2.近くの一時避難所と収容避難所はどこ?ルートは?
Q3.人が溺れる波の高さ
Q4.災害時、ペットは同行避難するor一時家に待機
Q5.室内飼育のペットにはワクチン等の予防は必要ないor必要である
Q6.日常的にゲージに入ることに慣れている?最低限のしつけはできていますか?
Q7.携帯やスマホにペットの写真が入っている?
Q8.ペットのために最低限備蓄しておくとよさそうなもの、実際に備蓄しているものは?
Q9.ねこちゃんへ質問です、首輪はつけていますか?
Q10.わんちゃんへ質問です、鑑札・済票は今どこにありますか?
なぜこんな質問をするの~?それ防災関係なくない~?
というような声が聞こえてきそうですが、、大事なんです!!
この質問に沿って簡単にペット防災のポイントを一言でまとめると
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それではひとつずつ詳しく見ていきたいと思います
どの地域にもネットで調べればすぐに確認できます。
ただし、爬虫類や飼育に許可がいる動物さんは避難所での受け入れが困難な場合もあるため、必ず一時的な預け先を検討しておいてください。
また、多くの人が共に暮らしている犬猫などの小動物さんは基本的には同行避難ですが、ペットの避難所生活が心配な方も受け入れ先を探しておくとよいでしょう。
ある時は、同伴できる状況ではないこともあります。
災害の衝撃でその場から逃げてしまって見つからなかったり、避難中にはぐれてしまうことも少なくないです。
特に首輪をしていない動物さん、首輪をしていても迷子札、鑑札などがない動物さんに関してはその後飼主さんが判明することはほぼなかったようです。
実際に、東日本大震災において被害の多かった10県市では以下のように報告されています。
装着頭数 |
装着により飼主が判明した頭数 |
||
犬 |
首輪のみ |
614 |
3 (0.5%) |
迷子札あり |
4 |
4 (100%) |
|
鑑札・狂犬病予防接種済票 |
81 |
81 (100%) |
|
マイクロチップ |
* |
* |
|
猫 |
首輪のみ |
39 |
0 (0%) |
迷子札あり |
0 |
- |
|
マイクロチップ |
0 |
- |
*:マイクロチップ装着していたもののAIPOへ登録されておらず、飼主判明しなかった事例あり
参考:環境省ホームページ「https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508c.html」
このように、首輪だけでなく迷子札、鑑札等の装着の重要性が伺えます。
さらにクリニックの問診票を改造して、動物さんが迷子になってしまった場合や動物さんを人へ預けること、避難するとき、保護する場合に便利な「動物さん情報」をまとめてみたのでご活用ください
→ https://files.acrobat.com/a/preview/477a1627-0d74-4047-89a9-e303ddd42f43
講義や実際の体験談をもとに「動物さんのための非常袋チェックリスト」を作成しました。災害時に手に入りにくいものや、備えるもののポイントも一言つけ加えてみました病院にお立ち寄りの際に配布することも可能ですので、是非お声掛けください。
→ https://files.acrobat.com/a/preview/dd4ef4c6-6925-4262-84b0-b52b72e8ee01
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このように今後、動物さんが安全に安心して避難するためには
私たち動物飼養者が災害時に備えた同行避難への準備(所有者明示、不妊去勢措置、予防関連、日常のしつけ、係留・室内飼養に慣らすこと、必要物資の用意)について詳細に知っておくことが大切です。
そのほか気になること、わからなかったことなどなどご意見ご感想お待ちしております
今回私の受けたペット防災指導員認定はどなたでも受講可能です!
まだ広く認知されていないペット防災ですが、まずは身の回りの防災に目を向け、一緒に大事な家族を守りましょう!