みなさんこんにちは
看護師の磯和です
最近雨マーク続きですっかり気持ちも滅入っていましたが、今日は暑いくらいのお天気になりましたね
雨だと湿度でベタベタするし、余計に厚く感じるし、良いことないですよねー
院内は快適に過ごしていただくために、すでに空調を冷房や除湿にしています。
人にとっては少し肌寒く感じるかもしれませんが、被毛に覆われたわんちゃんねこちゃんが暑さでバテないようにしておりますので、
どうかご理解くださいませ
今日はねこちゃんの熱中症対策について少しお話したいと思います
夏バテって何?
人間でもよく言いますよね?
夏バテとは、暑い日が続くことで体調不良が長時間続いた状態のことをいうそうです。
①食欲が落ちる
②水を飲む量が減る
③ダラダラとした動きになる(あまり動かない)
④下痢や嘔吐の症状が見られる
夏バテの状態が続くと、食欲が落ち、さらに動かなくなることで元気や胃腸運動の低下を招いたり、免疫力が低下して、
胃腸炎や夏カゼになってしまうことも少なくありません。
また、下痢や嘔吐を繰り返し脱水状態になると、腎臓に負担がかかり腎不全や尿結石などの重篤な病気になってしまう可能性もあります。
ただの夏バテだと思って油断してしまう前に、早めに病院に連れて行ってあげましょう。
夏バテに注意したいねこちゃんは?
とくに、メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットなど毛量が多い長毛種や、
エキゾチックショートヘアやスコティッシュフォールドなどの鼻の低い猫種は鼻呼吸が苦手なため呼吸が乱れやすいので、
特に気を付けてみてあげましょう。
また、子猫や高齢のねこちゃんは体温調節の機能が不安定なので、こちらも特に気をつけてみてあげてください。
ぽっちゃりしたねこちゃんも体温が上がりやすいので、注意が必要です。
夏バテと熱中症は違うの?
熱中症って?
熱中症とは、急激な気温上昇に体が追いつかず、短時間で症状が出ます。
①息苦しそうに呼吸をする(開口呼吸をする)
②呼吸回数が早い
③足取りがフラフラしておぼつかない
④ひどくなるとぐったりし意識の低下がみられる(危険な状態です!)
可愛いねこちゃんが夏バテや熱中症にならないように、日ごろから暑さ対策をしておきましょう
①すだれ
網戸にした状態ですだれをかければ、直射日光が当たるのを防げます。
また、風通しもよくすることができるので、部屋に熱がこもりにくくなります。
②エアコンをかけ、出かけるときはカーテンを閉めよう
エアコンをかけていることが大前提ですが、カーテンや雨戸を閉めると窓からの熱をシャットダウンできます。
また、室温の上昇を防ぐだけでなく、冷房代の節約にも
窓に直接貼るタイプの遮熱シートを利用するのもいいでしょう。
エアコンの設定温度は、暑すぎず寒すぎない26℃前後にして部屋の温度が25℃くらいになるようにしてあげましょう。
風は直接ねこちゃんに当たらないよう上向きにしておくのが理想です。
外出時には、エアコンをつけて快適温度を保てるようにしておきましょう。
③リビング以外のドアも開放しよう
可能であればはかの部屋もあけておいてあげるといいですね。
ひとつの部屋だけで生活させると、暑さからも寒さからも逃げられなくなります。
ねこちゃん自身が過ごしやすい場所を自由に行き来できるよう、ドアを開放しておくといいでしょう。
その際はもちろん!
ドアストッパーをして安全対策をしたり、脱走しそうな出入り口の対策も忘れずにしておいてくださいね!!!
④床やベッドにもひと工夫してみよう
たとえば、ねこちゃんが過ごす床にござを敷いたり、保冷剤をタオルでくるんで猫ベッドの一部に敷いたりする方法もおすすめです。
ただし、ひんやりグッズは猫の好みが分かれます。
そのねこちゃんの好みに合えば効果的ですが、冷えを感じたら自分で別の場所に移動できるようにしておいてくださいね。
最後に磯和家のスコティッシュフォールドのなっちゃん