秋も深まり、お出かけするのにいい季節になってきましたね。

みなさま、紅葉などは見に行かれたでしょうか?
今回は、行楽のシーズンということでお出かけ、特にお泊りでお出かけされるときに
利用するワンちゃんネコちゃんのペットホテルについて、獣医目線でのお話です

 

 

ごはんは食べなれたごはんで!

 

これは、特に病院にホテルで預けるときに多いのかもしれませんが、
特殊な処方食を食べているワンちゃんやネコちゃんは、
たとえその病院で処方してもらっているごはんであっても
院内にごはんの用意がない/足りないことがあります。
是非、ごはん持参で来ていただけるとありがたいです!

また、普通のごはんを食べている場合でも持ってきていただいた方がよいと思います。
というのは、一般的なごはんは病院であれば基本的には置いてはいると思うのですが、
ホテルというただでさえ非日常の中、ごはんがかわったことでお腹の調子が
悪くなってしまうことが多々あるからです。

ホテルだと緊張して食べてくれない子も、
ごはんが嫌なのか環境のせいなのかを知るためにいつものごはんは意外と重要です。
あとは、これが一番大好きというとっておきのおやつを
持参していただくと助かることもよくあります。

 

 

ハーネス、首輪、リードは持参を!

 

もちろん、病院にも用意はありますがワンちゃんは体型が様々なので、
体にあったいつものハーネスや首輪、リードを持ってきていただけるととても助かります。
お散歩に行くとき、何かに驚いた拍子に首輪が抜けてしまうというのは
お散歩するスタッフにとっても、ワンちゃん自身にとってもとても怖いことです。
もちろん、そうならないようハーネスと首輪の二重リードなどで対策していますが、
やはりいつものが一番安心です!

 

 

トイレの砂が役立つかも?

 

これは、ネコちゃんのお話なのですが、
ネコちゃんはとても環境の変化に敏感なことが多いです。
ごはんに口をつけてくれないことも多々ありますし、
おしっこを我慢してしまう子も多いです。
慣れない環境ということももちろんですが、ひとつはトイレの材質や砂が
かわってしまうことが原因になることもあります。
そんなときに、そのネコちゃん自身の臭いのついた砂を入れてあげることで
やっとおしっこしてくれたという経験が何度もあります。
みんながみんなということではありませんが、
おトイレをなかなかしてくれなかったですと言われたことがあるネコちゃんは
一度試してみてほしいなと思います

 

 

 

 

 

まとめ

楽しい旅行のあと、ワンちゃんネコちゃんが体調崩して病院通い!?と
いったことにならないよう是非できる対策はしてみてくださいね。

ホテルはかわいそうと言われる方も多いのですが、獣医さんの目線から言うと、
病気はいつ起こるかわかりません。いざ入院するとなったときに、
お泊りに慣れていてくれるだけで本当に助かります。
機会があれば、お泊りにもチャレンジしてほしいです!