こんにちは
院長の前田です
インフルエンザが猛威をふるっていますね
当院でも一人感染してしまいお休み中です
感染力が強いので院内で流行しないことを祈るばかりです
さて、今日はインフルなんかには負けずに犬種辞典をおおくりしたいと思います
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◆原産国 フランス
◆大きさ
体重が8~14kgくらいとされています。
◆特徴
ローマ帝国等のモロシア犬に由来すると考えられ、
中世の大型獣猟犬アランやマスティフとも関連がありますが、
1880年代にパリの下町で熱心なブリーダーにより異種交配されました。
パリ中央市場の人夫等に飼われていたが、
その特殊な外貌と特徴によって、上流社会や芸術家の世界に
受け入れられ、急速に広まりました。
ショーに初めて出陳されたのは1887年です。
日本では2000年台に入り、人気が高まっているようです。(JKC参照)
◆カットスタイル
被毛が短いのでカットの必要はない犬種ですが、
マメなシャンプーは必要です。抜け毛が多いので、
ブラッシングも必要ですね。
◆性格
社交的かつ活発で、遊びやスポーツが好きで鋭敏です。
小型犬のわりには力強く、全体的にコンパクトで
被毛は滑らか、直立耳と自然な短い尾を持ってます。
人懐っこく、主人に対して愛情が豊かとされてます。
◆獣医からのヒトコト
【注意してほしい病気】
①短頭種気道症候群
ガーガーやブーブーというのはいかにもフレンチブルドッグ!と
いった感じに思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
それは実は短頭種特有の気道(鼻やのど)の狭さからくるものです。
さほどひどくなければ、麻酔をかけるときに注意が必要といった
レベルですが、ひどいワンちゃんになると日常生活をおくるのも困難に
なることがあります。とくに、テンションがあがりやすい性格の
ワンちゃんは要注意です。
呼吸がしづらいことで消化器の症状をだすこともあります。
②腰痛
フレンチブルドッグはレントゲン写真をとると、100%の確率で背骨に
奇形があります。
これは品種改良のためしょうがないことではあるのですが、
背骨に異常があることで、椎間板ヘルニアなど腰痛の原因となるような
疾患をおこしやすいのもまた事実です。
とくにお歳とともにでてくる腰痛が多いので気を付けてあげてほしい
ポイントです。
③皮膚疾患
抗生物質に反応するような皮膚炎をおこすことの多い犬種として有名です。
お薬を飲むとすぐに治るものの、またすぐに出てきてしまったりということも
多いので、薬用シャンプーでこまめに洗ってもらったりといった皮膚のケアが
必要になることがあります。ブルドッグ系の強そうなイメージを裏切り?皮膚は
意外に繊細な子が多いです。
◆トリマーからのエピソード
鼻が鳴っちゃう子がいて、寝ているときにいびきが聞こえます~♪
なんだか愛らしいですね(笑)
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挿絵のフレンチさんはなんとなくボストンテリアっぽい雰囲気もありますが、
なんというか、独特の愛嬌のある顔が本当にかわいい犬種です。
ただ、病気がわりと多いのが難点ですが、それにも勝るかわいさで人気があるの
うなずける犬種です